僕は高卒。
音楽に夢中だったので、学校からの就職を希望せず、
アルバイトで夢を目指す。
若い時は楽しい事が沢山あり、
その夢より目先の楽しみに走ってしまう。
その後、給料は安いが地元の会社に就職。
しかし、給与の安さの不安と、将来を考え、
手に職を付ける為、印刷業界に入る。
ご存知だと思うが、印刷業界は勤務時間が長い。
だが、一般的な給与を貰う事を続ける事が出来たが、
”もっと貰っていると思っていた”という友達の言葉がある位、
一日長い時間、働いていた。
そんな業界を転々としていたが、
この社長の会社で、ずっと働いていきたいと思った会社が倒産したのが、
42歳。
それから数社転職するも年収は一回り程度減っているが、
現在正社員で勤務している。
僕は24歳で結婚し、嫁と19歳の娘と11歳の息子がいる。
ずっと働いていたい会社が倒産する2年前に家を購入。
ボーナス払い無しの長期ローンなので、月の返済額は軽い方だが。
勤務時間は、大抵18時には帰宅出来ている。
問題はお金だが、かなりきついので切り詰めて生活している。
家計は本当に火の車だ。
と、僕の簡単に経歴を書いてみた。
アラフォークライシス?
現代風なカタカナで表現された言葉で
被害者的な考えだけをタイトルにするのはどうかと思う。
当時フリーターなる言葉もあり、
自分の夢を追い求めるには最適な状況でもあったと思う。
”希望する仕事に就けない”
”結婚を考える時間が無かった”
”仕事が忙し過ぎて、自分の時間が無く気づいたらこんな状況”
と、目先の事を優先して現実から逃げ出していた方も多いのではないかと思う。
もっと酷く書くと、”何も考えていない”…
色んな意見があるとは思うが、
それを現在、言い訳にしてしまう・口に出してしまう方がおられれば、
それは己の過去のツケが今帰ってきたのだと思う。
もし僕が、音楽を求めて正社員にならずアルバイトを続けた。
しかし、頑張ってるが成功しない。
でも諦めず自分の夢の為に全ての時間を費やした。
楽しい事は多かったが、47歳になって
襟を正して仕事や婚活を今から始めても、見つからない。
そんな僕は”アラフォークライシスだ”と言うと、
変だと思わないか?
自分の都合良い判断だった事を、
現在の社会の言葉を言い訳にしてはいけない。
過去にチャンスは何度でもあった筈だ。
それに気づかなかったのか、気づきたくなかっただけだと思う。
前出だが、もっと酷く書くと、”何も考えていない”…
僕の家計は毎月火の車だが、
それは僕個人の責任。嫁子供に迷惑を掛けているが、
それも全て僕の責任。国や時代の責任なんて思わない。
”何やねん、そのアラフォークライシスって…”と思う。
そんな事を考える気にもならないし、明日・将来の事を考える。
今でも企業が夢だ。
子供達の将来の為、彼らに引き継げる出来る商売を見据えて。
NHKのアラフォークライシスを冒頭だけを見た。
否定はしないが、
肯定もできなかったので、
見るのを辞めた。